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ゲスト: ”OCEAN” Beauty Salon 荒木宏美さん 【COMI×TEN by ザクロ屋】

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毎週火曜日
11:00~11:25 ON AIRのコミュニティラジオ天神 <COMI×TEN>  FM77.7MHz では、毎回、素敵なゲストをお招きし、ナチュラルでオーガニックな食&ライフスタイルの提案と内側からキレイになれる美や健康などさまざまな情報を番組の中でご紹介しています♪♪

2018年6月12日(火) 放送のCOMI×TEN (コミてん) には、 ”OCEAN” Beauty Salon 荒木宏美さんと発酵食料理研究家の山本知美さんをゲストにお招きして、天然カラーリング剤「ヘナについてお話していただきました。

ヘナとは?

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最近は、オシャレや白髪染めに「ヘナ」を使う方も多くなってきましたが、「ヘナ」とはいったいどんなものなのでしょうか?
「ヘナ」とは、天然のカラーリング剤として使用されているミソハギ科のシコウカ(指甲花)という植物を粉末にしたもので、インド、中近東、北アフリカなど熱帯で乾燥した地域に多く自生するハーブです。昔は儀式などでも髪・爪・手足に色をつける染料としても使われてきたようです。
インドの女性が額につける赤い印(ビンディ)にも「ヘナ」は使われており、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」でも古来から ”薬草”  として「ヘナ」が使われてきた歴史があります。クレオパトラが爪を染める染料として「ヘナ」を使っていたという話もあるのですが、普通のカラーリング剤とはいったい何が違うのでしょうか?

100%天然成分のヘナにはすごい効果がある?!

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古来から "薬草” として使われていた「ヘナ」と違って、
一般的に使われているカラーリング剤はいったい何が違うのでしょうか?
カラーリングには、ヘアマニキュア(半永久染毛剤)、ヘアカラー(永久染毛剤)、ブリーチ(脱色剤)と3種類あるようですが、ヘアマニキュア(半永久染毛剤)は髪表面のキューティクルを染めるもの、ヘアカラー(永久染毛剤)は髪の内側の3層構造になっている毛髪の中間層の部分(コルテックス)を染めるもの、ブリーチ(脱色剤)は髪の内部の3層構造になっている毛髪の中間層にあるメラニン色素を分解して髪を明るくするものとあり、「ヘナ」とはやり方も髪を染める仕組みも少し違うようです。
また髪の内部に薬剤が浸透するヘアカラー(永久染色剤)とブリーチ(脱色剤)は、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱やブラッシングの摩擦の影響も受けやすく、髪へのダメージも大きいようです。

薬草(=ヘナ)でなぜ髪が染まるの?

通常のカラーリング剤は、化学変化を利用して髪の色素を薄くしたり、タンパク質の結合力を弱めたりするため、髪に負担がかかってしまうことが少なからずあるようです。その反面、「ヘナ」は植物の色素を使って、 "草木染め" と同じ仕組みで髪を染めるため髪へのダメージも少ないと言われています。
ヘナには、"ローソニア" という赤色酵素
色素成分が含まれており、髪の主成分であるケラチン(=タンパク質が線維状につながったもの)にからみつき発色する性質があるため、「ヘナ」はその作用を利用して  "ローソニア" という赤色酵素色素成分を髪のキューティクルのすき間から浸透させ、髪をオレンジ色に染めるようです。
「ヘナ」のみだと白髪はオレンジ色にしか染まらないため、藍色の色素をもつ"インディゴ"(=
ナンバンアイ葉)などを加えることで濃い茶色に染めることもできるようです。

「ヘナ」には "トリートメント効果" がある?!

インドの伝承医学 「アーユルヴェーダ」 で "薬草" として使われてきた「ヘナ」は、植物性でカラダにもやさしく、髪を染める以外にもさまざまな効果が期待できるようです。
ヘアパックをするときのように「ヘナ」をたっぷりと塗って時間を置いてあげることで、「ヘナ」がタンパク質と結合し、髪の表面にからみ付いて薄い皮膜を作ることで髪の表面を覆い、髪の内部の "保水力" を高めてくれます。
髪のタンパク質が補修され、髪のダメージを補修する効果が期待できるだけでなく、髪の毛の内部の保水力を高める効果もあるようです。

「ヘナ」には "デトックス効果" もある?!

また「ヘナ」には、" トリートメント効果" 以外にも、頭皮の毛穴を掃除して、頭皮を”デトックス” 効果もあると言われています。もともとインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」で使われている "薬草” には、毒素を排出したり、新陳代謝をアップしたり、炎症を抑える効果もあるため、頭皮につけることによって、体内に溜まった毒素や有害物質を体の外に排出してくれる効果が期待できると言われています。
また「ヘナ」のオレンジ色の色素成分には、防腐や殺菌効果もあることがわかっています。

「ヘナ」でハリ・コシが出る?!

年齢とともに髪にハリ・コシがなくなってボリュームがなくなったとお悩みの女性は多いと思いますが、実は「ヘナ」に含まれる ”タンニン" という成分が、髪にハリ・コシを与え、くせ毛を軽減する効果があることがわかっています。
"タンニン" は、植物が防御機能として持っている成分の1つで、渋みのある植物に多く含まれています。
この「ヘナ」に含まれる "タンニン" という成分には、髪の毛の損傷部分に入り込んで結合するという性質があるため、乾燥してパサついた髪には "ツヤ" と"潤い" を与え、本来の艶やかな髪に戻してくれる作用があります。また細くコシのない髪の毛には "ハリ" を与え、髪をボリュームアップする効果などもあるようです。
クセ毛の方、髪が太くてゴワつきやすい方は、髪がまとまりやすくなるのですが、"タンニン” が強固に結合するため、損傷の激しい髪の場合、"ゴワつき" や"きしみ"を感じる方もいるそうです。
極端にダメージが激しく傷んだ髪の
場合は、髪の毛がゴワつきやすいことも多いようなので、「ヘナ」を使用する場合は、必ずプロにお願いするようにしましょう。

アレルギーを引き起こす?!

「ヘナ」は、古来から "薬草" として親しまれてきたミソハギ科のシコウカ(指甲花)という植物の葉を粉末にしたもので、化学的薬剤の入っていない自然の染料なので"草木染め"のように植物性でカラダにやさしいのですが、人の体質によっては植物に対してアレルギーが出る方もいます。
「ヘナ」を使用する場合は、必ず腕の内側の柔らかい部分に「ヘナ」をつけて24時間放置し、皮膚が赤くなっていないかどうか?パッチテストしてから使用するようにしましょう。

「ナチュラルヘナ」と「ケミカルヘナ」

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「ヘナ」は、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」で ”薬草” として薬、防腐剤、染毛料として使われていただけでなく、紀元前5000年前から宗教的なペインティングとしても使われてきた歴史があります。
ヒンズー教では、結婚式やお祭りなどイベントの際に、手や足に「ヘナ」でタトゥーを入れてお祝いをする習慣が今でも残っているようです。このように古来の歴史からも「ヘナ」がカラダにやさしく安心安全な染料であることがわかると思います。
しかしながら、「ヘナ」は100%天然の植物のため、産地や収穫時期によって色の出方が変わってしまうことがあります。また、髪質によっても、色が強く出たり、色が出にくい場合があったりすることも事実です。

「ナチュラルヘア」の特徴

新鮮な100%天然の「ナチュラルヘナ」は、うぐいす色で抹茶のような香りがします。発色が悪い、匂いがおかしいものは鮮度が落ちていて、古くなっていることもあるので注意が必要です。
また、日本のお茶と同様、「ヘナ」にも"品質" や "グレード" があり、開花する前の
新葉を使っているか?開花後の葉を使っているか?古い葉を使っているか?によっても "品質" が大きく変わります。
開花する前の新葉は、開花後や古い葉に比べて "染色色素" や "薬効成分" が多いだけでなく、染色力もトリートメント効果も高いことがわかっています
鮮度の問題以外にも、原材料を "安価" にするため、葉っぱだけでなく、茎や根っこまで混ぜて作られている場合もあるのでしっかりと原材料の内容を確認しましょう。

「ケミカルヘナ」の特徴

一般的に「ヘナ」は天然成分で安心!と思われがちですが、「ヘナ」は "草木染め"のように植物の色素で穏やかに染めるため、"品質" や "グレード”、"産地" や "収穫時期"、また人の体質やその方の髪の状態によっても色の出方が変わってしまいます。
そういう観点から考えるとわかりやすいのですが、「ナチュラルヘナ」は発色が安定しないために、一般の白髪染めやカラーリング剤に使用されている化学成分が配合されている「ケミカルヘナ」が使用されていることもあります。
「ナチュラルヘナ」に比べて発色が良く、いろいろなカラーも作れるメリットはあるのですが、化学変化によって染料を内部に定着させるため、髪の色素を薄くしたり、タンパク質の結合力を弱めたりと、どうしても髪に負担がかかってしまいます。人によっては、かぶれるなどのアレルギー症状が出る方もいるので注意が必要です。

髪を染める時期に「女性ホルモン」が関係する?!

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女性には、”月のリズム” というものがあり、生理中や生理前は「女性ホルモン」の影響で肌が敏感になるため、肌荒れもしやすく、
髪の状態もあまり良くない時期と言われています。
実は、髪を染めるベストな時期を考えた時に、「女性ホルモン」も大きく関係していることをご存知ですか?

「女性ホルモン」と「髪」の深い関係

生理周期に合わせて分泌されるホルモンには、"エストロゲン"(卵胞ホルモン)と "プロゲステロン"(黄体ホルモン)の2種類の「女性ホルモン」があります。
実は「髪が染まりやすい時期」と「体温」の間には密接な関係があり、”高温期(=体温が高い時)” は髪の色は染まりやすく、逆に "低温期(=体温が低い時)" は髪が染まりにくいという特徴があります。

「低温期」と「高温期」

生理周期にあわせて分泌される「女性ホルモン」と「体温」の状態をみていくと、 どのタイミングで "低温期” に突入し、そのタイミングで "高温期” に入っていくのかがわかると思います。 

<生理>生理〜約1週間⇨エストロゲン"と "プロゲステロン"のホルモンが一定に分泌【低温期】
<卵胞期>生理終了〜排卵前まで⇨ストロゲンの分泌量が増加、【高温期】
<排卵>排卵日前後⇨プロゲステロンの分泌が増加【排卵日に一旦体温が低下→高温期へ向かう】
<黄体期>排卵後から次の生理までの期間⇨エストロゲンの分泌が減少【高温期】

生理の時期はが染まりにくく、また、生理中は "ホルモンバランス" も崩れやすいため、染まり方にもムラもでてしまうようです。

一番きれいに染まる時期は、いつ?!

”低体温” になる生理の時は、髪が染まりにくいということはわかりましたが、では、髪が一番キレイに染まるベストな時期はいったいいつなのでしょうか?
「生理周期」と「体温」の関係からもわかるように、生理が終わってから排卵までの14日間は、基礎体温も上がって "高温期” となるため、もし髪を染めるのならこの時期が一番キレイに染まる時期と言えます。
生理前は肌も敏感になるため、その時期はできるだけ髪を染めることを避け、体調も良く、髪にもツヤが出る"高温期" を選ぶようにしましょう。

世界三大伝統医学からみた「ヘナ」の素晴らしさ!

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女性ならオシャレも楽しみたい気持ちは誰でもあると思います。しかし、化学成分が含まれたパーマやカラーリング剤は、頭皮から経皮吸収され身体にも影響があること、また髪にかなりのダメージを与えて、結果的に髪を傷める原因になっていることも覚えておきましょう。
世界三大伝統医学のひとつでもある「アーユル・ヴェーダ」において、「ヘナ」は古来より "皮膚病の予防"や"止血" ”やけど"など皮膚の炎症や殺菌などにも使われてきました。化学成分が含まれたカラーリング剤のように、使い続けることで髪や頭皮を傷める心配もなく、「ヘナ」で髪を染めるたびに健康的な髪質に整えてくれる効果を期待できるのも「ヘナ」の特徴です。また "紫外線” のダメージからも守ってくれる効果にあると言われています。
カラーリングでおしゃれをしながら、トリートメント効果も期待できる
ので、髪を痛めたくない方は「ヘナ」を試してみるのもオススメです。

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