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「冷え性」の原因と対策

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「冷え」は、女性の2人に1人は悩んでいると言われる悩みのひとつですが、食生活や月経の影響、また女性ホルモンの乱れから自律神経のバランスを崩して「冷え」が起こることも多いようです。
一般的に言われる「冷え性」と「冷え症」。
ちらも同じように使っている方も多いですが、実は「冷え性」と「冷え症」では、少し意味合いが違います。
「冷え症」とは、自律神経が乱れることでおこる血管障害のことで、手足や腰、お腹など特定の部分が「冷える」症状のことを言い、「冷え性」は、生活習慣の乱れや睡眠不足、食生活や運動不足などが原因で「血行不良」となり、体に「冷え」を感じる症状のことを言います。
いずれにしても女性、男性を問わず、「冷え」対策は大切なことです。特に赤ちゃん待ちの方にとっては、一年を通して気をつけておきたいことですね。

冷え性とその影響

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「冷え性」というのは病気ではありません。
末梢血管の血流が悪いためにカラダの体温が末梢(手や足)から下がる現象を指します。
症状としては...

手足が冷える
疲れやすい
風邪をひきやすい
カラダが冷たくて寝つきが悪い
肩がこる

などが挙げられます。
では、なぜ冷え性が身体に悪いのでしょうか?

それは下記のようなことが考えられます。

1) 体温が下がることによる免疫力の低下
2) 血流低下状態によるカラダの代謝機能の低下
3) 寒冷ストレスの増加

体温が下がることによる免疫力の低下

最近、体温を上げることで健康を維持しようという本がベストセラーで売れていますが、それは、まさしく「冷え性」を予防するお話です。
夏はなかなか病気になりにくいものですが、冬は風邪をはじめ、様々な疾患にかかりやすくなります。そして、冬場はほとんどの病気で死亡率が上昇します。
体温低下は、心筋梗塞やがん、糖尿病など様々な病気の発生と関連しています。一日のうち、人の体温が最も低くなる午前3~5時の死亡率が一番高くなりますし、35の体温の時、がん細胞が 最も増殖すると言われています。
体温が上がると、免疫力が高まります。風邪で熱が出るのも体温を上げて、免疫力を高めるための反応なのです。

血流低下状態によるカラダの代謝機能の低下

人間のカラダは血液を通して、様々な物質の運搬を行っていることはご存じのことかと思います。
人間のカラダは60兆個の細胞で成り立っています。
そして、その細胞は体中に巡らされた血液やリンパの流れによって、物質の交換を行っています。
よって、血流が盛んになり、血液やリンパの流れが大きくなる事により、細胞の活性も上がります。
特に生殖医療においては卵巣や精巣の血流は大事だし、子宮内の血流も子宮内膜の充実のために必要となります。
しかし、冷え性状態(血流の悪い状態)になると、精子や卵子の生育や子宮内膜の生育に影響します。

寒冷ストレスの増加

暑いのも嫌ですが、寒いのが好きな人も少ないのではないかと思います。
治療のストレスに加えて、そのような環境的なストレスが複合化することにより、カラダに影響を与えることは容易に想像できますね。寒冷地の方々は防寒対策に慣れているということと、寒さに触れることが多いので、ストレスになりにくいですが、特に温かい地方の方には大きなストレスになるようです。

冷え性とカラダのお話

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冷え性の人を分類すると下記のような特徴があります。

1) 喫煙者(タバコは血流を低下させる、末梢血管の収縮)
2) 筋肉量の少ない人
3) ストレスの多い方
4) 食事が不規則(栄養失調気味の方)

元々、上記のような冷え性になりやすい根本的な条件があると、いくら冷え性対策をしてもなかなか暖まらないということになります。冷え性対策の前に、このようなきちんとしたカラダの見直し、食生活やし好品の見直し、そして環境の見直しが必要だと考えられます。

妊娠を希望される方は 1) 4) まで、すべて関連してきます。
妊娠率を上げるためにも冷え性を改善するためにも、その要因はすべてクリアしておく必要があると思います。
特に喫煙は、「百害あって一利なし」と言われていますので、出来るだけ少なくしたいし、出来れば止めたいですね。

冷え性対策etc.・・・

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冷え性対策には様々なものがあります。
冷え性グッズも、今では様々な種類のものが売られているようです。
どんなものがあるのか、ご紹介していきましょう。

1)

<フィットネス系> 筋肉を鍛え、カラダを動かし、血行を良くする
筋肉トレーニング・マラソン・エアロビクス・空手ビクス・ヨガ・ダンス

2)

<入浴系> 温浴を活用して、血行を良くして、リラックスすることによりストレスを解消する
入浴・温泉・岩盤浴・サウナ・ジャグジー・温泉の素・足湯

3)

<飲食系> カラダを温める食品を積極的に摂取する事により温める
鍋類・ショウガ系・キムチ系・にんにく・赤ワイン・日本酒・ザクロ・ゴマ

4)

<グッズ系> カラダを温めるグッズの活用
電子毛布・ホッカイロ・ヒートテック・腹巻・暖房器具・レッグウォーマー・マフラー


ケースバイケースで使い分ける必要性があると思います。
根本的に「冷え性」を改善したい人は、1)をメインに行なうことがオススメですが、食生活が不規則な方は、栄養のバランスのよい鍋を活用したりして、カラダを温めると良いですね。
「冷え性」でお悩みの方の中には、寝つきの悪い人が意外と多いと聞いておりますが、その場合は寝る前に入浴で十分カラダを温めたうえで眠るなどの対策も有効かなと思います。
また食事の面では、できるだけ体を温める食べ物(かぼちゃ、かぶ、ニラ、玉ねぎ、ニンニク、唐辛子、乾燥生姜など内側から体を温めてくれる食材を積極的に摂り入れるとよいですね。
体を冷やす食材は、油で炒めるなど調理法を工夫することで、体を温めてくれる食べ物に変えることができます。

男性の冷え性も問題になっている?! 

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今回は、冷え性についてのお話でしたが、女性は「冷え性」に関してご存知の方も多いのですが、最近、問題になっているのが、男性の「冷え性」ということをご存知ですか?
男性は「冷え」について鈍感なほうなので、冷えていてもこんなものかと放置していることが多いのが問題です。
旦那さんが風邪をよくひいている場合や寝つきが悪い場合、また眠ても疲れが取れにくいと言っている場合は、冷え性の可能性があります。手足の冷えがないかどうか? 少し問いかけてみて、今一度、冷え症対策をしてみてくださいね。